アントニア(読み)アントニア[しょう](その他表記)Antonia, Minor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アントニア」の意味・わかりやすい解説

アントニア(小)
アントニア[しょう]
Antonia, Minor

[生]前36.1.31.
[没]後37
古代ローマの政治家 M.アントニウスオクタウィアの下の娘。 N.C.ドルススと結婚し,ゲルマニクス,リウィラ,皇帝クラウディウス1世を産んだ。 31年セヤヌスの陰謀をチベリウス帝に知らせた。孫ガイウス・カエサル (カリグラ) が帝位につくと,彼女多く栄誉を与えられたが,のちにガイウス・カエサルを批判したため自殺を強いられたといわれる。

アントニア(大)
アントニア[だい]
Antonia, Major

[生]前39
[没]?
古代ローマの政治家 M.アントニウスオクタウィアの上の娘。リキウス・ドミチウス・アヘノバルブスの妻となり,グナイウス (ネロの父) ,ドミチア,ドミチア・レピダ (V.メッサリナの母) を産んだ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「アントニア」の解説

アントニア

1995年製作のオランダ・ベルギー・イギリス合作映画。原題《Antonia》。マルレーン・ゴリス監督のヒューマン・ドラマ映画。出演:ビレケ・ファン・アメローイ、エルス・ドッターマンス、ヤン・デクレールほか。第68回米国アカデミー賞外国語映画賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android