アントニオブエロ・バリェホ(その他表記)Antonio Buero Vallejo

20世紀西洋人名事典 の解説

アントニオ ブエロ・バリェホ
Antonio Buero Vallejo


1916.9.29 -
スペイン劇作家
グアダラハラ出身。
スペイン内戦後の演劇界を代表する作家の一人。共和派兵士として内戦に参加後、反逆荷担罪で投獄された。1946年出獄し作家生活に入る。’49年マドリードの庶民生活を30年の経過の中に描いた写実劇「ある階段の物語」でローペ・デ・ベガ賞を受賞。その後もすべて閉ざされた世界の絶望がテーマで、現実を見つめ観客の良心に訴える形で社会性の強い悲劇を多く書いている。他の作品に、盲人たちの悲劇「暗闇確執」(’50年)、「今日はお祭り」(’56年)、「明り窓」(’67年)、「理性の眠り」(’70年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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