20世紀西洋人名事典 「アントンパネクーク」の解説
アントン パネクーク
Anton Pannekoek
1873 - 1960
オランダの天文学者,社会主義者。
元・アムステル大学教授。
ライデン大学卒。
別名Antonie Pannekoek。
ライデン天文台観測員を経て、1902年オランダ社会民主労働党入党。’05年ドイツ社会民主党に招かれ、マルクス主義の教育、理論活動に従事し、ドイツの左翼急進主義の形成に寄与。’14年帰国し、天文学史、天文学の研究を続ける。’25年アムステルダム大学教授に就任し天文学研究所創立。銀河の構造と星の大気の研究で国際的評価を受ける。又’28年太陽閃光スペクトルの最初の定量的分析を発表。著書「人類の起源」(’45年)、「天文学史」(’51年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報