20世紀西洋人名事典 「アンドレダンジョン」の解説
アンドレ ダンジョン
André Danjon
1890 - 1967
フランスの天文学者。
元・パリ天文台長,元・国際天文学連合会長。
ノルマンディー生まれ。
第一次大戦で右眼を失明するが、ストラズブール天文台長を経て、1945年パリ天文台長となる。その間50cm屈折望遠鏡で恒星測光など多方面の観測やオート・プロヴァンス天文台で190cm望遠鏡を用いて自ら観測にあたり、ストラズブール天体物理学研究所の建設、ムードン天文台の設立等第二次大戦後のフランス天文学の復興と躍進に尽力。’58年英国王立天文学会から金メダルを贈与。観測機械の改良に貢献、ダンジョン式アストロラーベの発明は有名である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報