20世紀西洋人名事典 「アンドレブルトン」の解説
アンドレ ブルトン
André Breton
1892.2.18 - 1966.9.28
フランスの詩人,作家。
タンシュブレー生まれ。
1913年頃から詩を発表し始め、象徴派に連なる新人としてバレリー等に評価される。第一次大戦の際軍医補となり、’16年ナントでバシェと出会い、彼の諧謔精神から深い影響を受ける。’19年「文学」誌を創刊。また、「自動記述」の実験を試みる。’20年からはダダ運動に参加したが、後に離脱。’24年「シュールレアリスム宣言」を発表。’41年アメリカに亡命。’46年帰国後はパリで精力的に活動。’66年彼の死とともにシュールレアリスム運動は終わる。代表作に「ナジャ」(’28年)、「通底器」(’32年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報