アンドロクレス(その他表記)Androcles

翻訳|Androcles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンドロクレス」の意味・わかりやすい解説

アンドロクレス
Androcles

ローマの作家ゲリウスが『アッチカ夜話』のなかで,アレクサンドリアの学者アピオンの著書から引用している物語の主人公。逃亡奴隷のアンドロクレスは,山中洞穴で傷の化膿のため死に瀕したライオンを救ってやって友だちになる。のち,彼が捕えられて満員の競技場で野獣に食い殺されようとしたとき,檻から飛出したのが例のライオンだったために助かり,観衆の要求で逃亡の罪を許され,奴隷身分から解放されて,ライオンと一緒にローマで暮したとされる。 G.B.ショーがこの話を劇化している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む