アンボンクロザメガイ(読み)あんぼんくろざめがい(その他表記)lettered cone

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンボンクロザメガイ」の意味・わかりやすい解説

アンボンクロザメガイ
あんぼんくろざめがい
lettered cone
[学] Lithoconus litteratus

軟体動物門腹足綱イモガイ科の巻き貝。大形種で、奄美(あまみ)大島以南の熱帯インド洋、西太平洋のサンゴ礁にすむ。殻は厚く重い倒立円錐(えんすい)形で、白い殻表には黒い斑列(はんれつ)があり、これを文字に見立てて学名英名がつけられた。生時は厚い殻皮で覆われている。和名インドネシアアンボン島に由来する。殻頂を輪切りにして原住民装身具としても利用されている。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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