ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンマナーティ」の意味・わかりやすい解説
アンマナーティ
Ammannati, Bartolommeo
[没]1592.4.22. フィレンツェ
イタリアの建築家,彫刻家。ミケランジェロやヤコポ・サンソビーノの影響を受けマニエリスム的作品を発表。イタリア各地で活躍したが,1555年頃からフィレンツェに定住。建築では同市のサンタ・トリニタ橋 (1567~70) ,パラッツォ・ピッティの拡張 (58~70) が代表作。また G.ビニョーラや G.バザーリと協力して教皇ユリウス3世のためのローマのビラ・ジュリアの建設にもかかわっている (52) 。彫刻ではフィレンツェのシニョリーア広場のネプトゥヌスの噴水 (63~75) がある。晩年,対抗宗教改革運動に刺激されて初期の世俗的な作品や裸像を破壊した。
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