アンモニア性窒素(読み)アンモニアせいちっそ(その他表記)ammonia nitrogen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンモニア性窒素」の意味・わかりやすい解説

アンモニア性窒素
アンモニアせいちっそ
ammonia nitrogen

アンモニア態窒素ともいう。窒素の各種化合物のうちアンモニアあるいはアンモニウム塩として存在する窒素をいう。窒素含有有機物は土中で分解するときアンモニア態を通り硝酸の形よりも土中での保持などが良好である。化学肥料で窒素を補うときもアンモニア態が多い (硫安) 。水質検査では,有機物混入の一指標ともなる。強アルカリを加え加温,通気すればアンモニアとして捕捉される。ネスラー試薬で呈色するので,淡水海水などの微量のアンモニア性窒素は比色法で定量される。

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