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水質検査 スイシツケンサ

デジタル大辞泉の解説

すいしつ‐けんさ【水質検査】

水の色・におい・硬度などの性質、有害な化学物質細菌有無などを検査し、使用目的の基準に合致するかどうかを判定すること。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水質検査
すいしつけんさ

水に含まれている化学的成分や微生物などを検査し、その水が目的とする基準に適合しているかどうかの判定を行うことをいう。具体的には、水道水が水質基準に合格するかどうかの判定、井戸水の飲料適否の判定、工場排水が排水基準に適合するかどうかの判定、遊泳用プールの水質が基準に適しているかどうかの判定などがあげられる。水質検査の方法には大きく分けて理化学的試験、細菌学的試験、生物学的試験の三つがあるが、これらは同一試料を基にそれぞれの分野からの試験を行うものであり、最終的には各結果を総合して判定が下される。
(1)理化学的試験 水中の浮遊物や溶解成分の種類および量を測定するもので、比較的短時間のうちに値が出される。とくに毒物の確認には有効な方法であるため、水が毒物に汚染されているか否かの検査の際には重要なものとなる。また、河川などが下水や工場排水によって汚染されたときには、汚染源となった成分や量を判定することができる。
(2)細菌学的試験 水中に混入した細菌類(とくに大腸菌群)の存否や量を測定するもので、下水や屎尿(しにょう)による汚染を探知するうえで、欠かすことができない。大腸菌群は伝染病の原因菌ではないが、この菌が検出される水には糞便(ふんべん)が混入したと推定され、消化器系伝染病の病原菌である赤痢菌や腸チフス菌による汚染が考えられる。したがって、大腸菌群が検出された水は飲料には不適と判定されることとなる。なお、細菌学的試験は浄水処理過程における細菌除去効率の測定などにも応用される。
(3)生物学的試験 おもに顕微鏡を用いて水中生物の種類や数を測定するもので、生物による障害の解決のほか、処理方式が生物を利用している場合には、作業管理の適否、処理効率の点検、改善などに用いられる。なお、水中生物は環境水質によって、その種類と数を異にするため、生物学的試験を行うことによって汚濁の程度を測定することも可能である。[重田定義]

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