20世紀西洋人名事典 の解説
アンリ・ジョルジュ クルーゾ
Henri Georges Clouzot
1907.11.20 - 1977.1.12
フランスの映画監督。
ニオール(セーブル県)生まれ。
映画評論家や脚本家を経て映画監督となる。「犯人は21番に住む」(1942年)や「密告」(’43年)、「犯罪河岸」(’47年)で一躍スリラー映画の代表的監督となり、’53年「恐怖の報酬」(’52年)でカンヌ映画祭グラン・プリを受賞し、’54年「悪魔のような女」でルイ・デリュック賞を受賞する。又、強烈なエロティシズム表現を追求し、「情婦マノン」(’48年)でベネチア映画祭金獅子賞を受賞する。さらに美術映画分野を開拓し、’55年「ピカソ―天才の秘密」でカンヌ映画祭審査員特別賞を受賞する。サスペンス映画の巨匠である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報