密告(読み)ミッコク

デジタル大辞泉 「密告」の意味・読み・例文・類語

みっ‐こく【密告】

[名](スル)他人行状などをこっそりと告げ知らせること。つげぐち。特に、ひそかに関係当局などに告発すること。「匿名密告する」
[類語]裏切り内応内通気脈を通じる背信背徳背任変心寝返りおためごかし讒言讒訴誣告告げ口垂れ込み言い付ける

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精選版 日本国語大辞典 「密告」の意味・読み・例文・類語

みっ‐こく【密告】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こっそりと知らせること。内通してもらすこと。
    1. [初出の実例]「嫁の挙動は細大洩さず密告する」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐皇甫規伝〕
  3. 特に、ひそかに関係当局などに告発すること。
    1. [初出の実例]「ジロンド党員の陰謀を密告(ミッコク)する為めに」(出典星座(1922)〈有島武郎〉)

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普及版 字通 「密告」の読み・字形・画数・意味

【密告】みつこく

内報する。

字通「密」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「密告」の解説

密告〔小説:真保裕一〕

真保裕一長編小説。1998年刊行。警察組織内部に潜む闇をテーマにしたサスペンス・ミステリー。

密告〔小説:池波正太郎〕

池波正太郎の時代小説短編集。1974年刊行。「鬼平犯科帳」シリーズ。

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