20世紀西洋人名事典 「アーネストプール」の解説
アーネスト プール
Ernest Poole
1880 - 1950
米国の小説家,ジャーナリスト。
イリノイ州シカゴ生まれ。
大卒後、社会主義に共鳴しニューヨークのスラム街に住みセツルメント活動に参加。幼児労働と被搾取労働の実態ルポを雑誌に連載した。処女作「町の声」(1906年)はニューヨークのスラム街を舞台にしたもの。’05年と’17年には現地からロシア革命をつぶさに報道。代表作は社会主義的視点でニューヨーク港の産業活動の変遷を描いた「港」(’15年)、移民問題を扱ってピュリッツァー賞を受賞した「彼の家族」(’17年)。他に「彼の二番目の妻」(’18年)、「静かな嵐」(’27年)等多数の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報