アーマルコライト(その他表記)armalcolite

最新 地学事典 「アーマルコライト」の解説

アーマルコライト

armalcolite

化学組成(Mg, Fe2+)Ti2O5鉱物。擬板チタン石構造,直方晶系,空間群Bbmm,格子定数a0.9776nm, b1.003, c0.3750, 単位格子中に2分子含む。硬度5,比重4.94,不透明で反射光のもとで淡灰~暗青灰色の多色性。FeTi2O5とMgTi2O5の中間組成で,少量のCr, Al, 極微量のMnを含む。月の静の海から得られた岩石中に初めて発見された。人工的には,ガラス管に封入したFe, Fe2O3, TiO2, MgOを1,300℃,2時間加熱することで得られる。月試料を初めて持ち帰ったアポロ11号の3名の宇宙飛行士,Armstrong, Aldrin, Collinsの頭文字にちなんで命名

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改訂新版 世界大百科事典 「アーマルコライト」の意味・わかりやすい解説

アーマルコライト
armalcolite

アポロ11号で持ち帰られた月試料中にはじめて見いだされた新鉱物の一つ。化学組成(Mg,Fe)Ti2O5で,斜方晶系に属し,玄武岩中の細粒結晶として産し,外形矩形をなすことが多い。シュードブルッカイト型の結晶構造をもつ。灰色の不透明鉱物密度は4.9。アポロ11号の3人の宇宙飛行士の名前N.A.Armstrong,E.E.Aldrin,M.Collinsを組み合わせて名付けられた。アポロ11号および17号の着陸地点のチタンに富む玄武岩中の主要な不透明酸化鉱物として産し,チタン鉄鉱にとりかこまれていることが多い。月高地の岩石にもまれに産するが,これらはジルコニウムクロムなどを含む。月では珍しい鉱物ではなく,月の玄武岩がチタンに富み,高温から急冷されたものであるためできたもの。
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百科事典マイペディア 「アーマルコライト」の意味・わかりやすい解説

アーマルコライト

アポロ11号が持ち帰った月試料中に初めて見出された鉱物。化学組成は(Mg,Fe)Ti2O5。灰色の不透明鉱物で,比重4.9。アポロ11号の3人の宇宙飛行士の名前を組み合わせて命名された。

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