イシュトヴァーン1世(その他表記)István I

山川 世界史小辞典 改訂新版 「イシュトヴァーン1世」の解説

イシュトヴァーン1世(イシュトヴァーンいっせい)
István I

967/977?~1038(在位997~1038)

ハンガリー王。キリスト教洗礼を受け,1000年にローマ教皇から王冠を戴き,ハンガリー初代の国王となり,アールパード朝を開く。国内の諸部族の平定,教区制の設置,行政組織整備によって王国統一を実現。のちに聖人に列せられる。彼の築いた王国は「聖イシュトヴァーンの王国」として,19世紀にはハンガリー民族主義のよりどころとなった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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