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王冠 おうかんcrown

翻訳|crown

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

王冠
おうかん
crown

王侯貴人の身分を象徴する宝冠。一般に貴金属宝玉で作られているものが多い。ヘアバンドや頭布が源流。西アジアや古代ギリシアでは,ヘアバンド状のディアデマを身に着けることが,王権や神権を象徴するようになり,王侯たちはこれに聖樹の小枝を挿したり,太陽や月を象徴する形のものを金銀で作って着用した。のちに宝玉で装飾するようになっていわゆる宝冠が誕生。したがって西洋の宝冠には樹木冠の形式が多い。東洋の王冠は頭布から出発しているため帽子状の形式が多く,貴金属や宝玉を飾るのが一般的。例外として,古新羅や日本の古墳からも樹木冠が出土している。前 2500年頃のメソポタミア,ウル王墓出土のプアビ女王の王冠 (大英博物館) やエジプト第 17・18王朝のエス・サリーセ出土の鹿形装飾冠 (前 17世紀,メトロポリタン美術館) ,ギリシアのメロス出土のディアデマ (前3~2世紀,大英博物館) は古代の王冠の代表作。中世では,サン・ルイの王冠 (1260頃,ルーブル美術館) ,アンリ2世の王冠 (80頃,ミュンヘン,レジデンツ博物館) ,近世,現代では,140.5カラットのリージェント・ダイヤモンドのついたルイ 15世の王冠 (ルーブル美術館) ,317.4カラットのカリナン・ダイヤやブラック・プリンス・ルビーなどがついたイギリス王室の王冠,エリザベス2世が戴冠した聖エドワードの宝冠,イランのファラ元皇妃の宝冠が有名。

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デジタル大辞泉の解説

おう‐かん〔ワウクワン〕【王冠】

王位を表すものとして帝王がかぶる冠。「王冠をいただく」
栄誉のしるしとして授けられる冠。
《形が1に似ているところから》ビール瓶などの口金(くちがね)。
[補説]作品名別項。→王冠

おうかん【王冠】[曲名]

《原題、Crown Imperial》ウォルトンの管弦楽曲。1937年作曲。ジョージ6世戴冠式のために採用された行進曲。

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百科事典マイペディアの解説

王冠【おうかん】

王位の表象として戴(いただ)く。貴金属と宝石で造られる。古代エジプトに見られ,ビザンティン時代にも用いられて次第に豪華なものになった。現在英国の王家で用いられるのは戴冠式用の聖エドワード王冠と,国事用のインペリアル・ステート王冠の2種である。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

栄養・生化学辞典の解説

王冠

 波状ひだを周辺に設けた金属性のガラスびん蓋で,びん内部にあたる内側にコルクなど種々の素材を張りつける.びん入りのビールのキャップなどにみられる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

おうかん【王冠】

帝王や君主がその主権を示すためにかぶる冠。 「 -をいただく」
栄誉のしるしとして与えられる冠。
〔形がに似ているところから〕 瓶を密閉するための金属製の栓。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

食器・調理器具がわかる辞典の解説

おうかん【王冠】

飲料などの瓶の口にかぶせて密閉するのに用いる金属製の

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版の解説

王冠 (オウカン)

植物。ツツジ科のベルジウムアザレアの品種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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