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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
… なお冠地は奈良朝以来,五位以上は羅,以下は縵(きぬ)製であったが,羅は後に紋織の綾の有文の冠となり,これに対して無文の冠は重服のときや,六位以下の者の冠となった。礼服(らいふく)【日野西 資孝】
【ヨーロッパの王冠】
国王,聖職者,軍人などが冠をかむる風習は古くからみられ,とくに王冠は古代エジプトで精巧なものが用いられていた。近代の王位を示す王冠の起源はギリシア,ローマの花や葉で編んだ冠でなく,東洋から伝わった絹または亜麻布に豊富な刺繡をしたバンドで,ヨーロッパではアレクサンドロス大王がペルシア王の用いていたのを採用したのがはじめであった。…
…しかし,近代的なそれは18世紀の化学者プリストリーによる炭酸ガスの発見,天然炭酸水の研究(1772)に始まると考えられよう。その後イギリスのハイラムコッドのラムネ瓶の発明(1843),アメリカのウィリアム・ペインターによる王冠の発明(1892)が契機となり,一方,製瓶工業,機械工業の発達に支えられ,清涼飲料工業は今日に見られるような隆盛を迎えるようになった。最近の清涼飲料に用いられる容器はガラス瓶のほか,缶,プラスチック容器(ペットボトル),紙容器などが多くなった。…
…晩年政争に巻き込まれサヌアで獄死した。代表的著作に地理書《アラビア半島の特徴》および《王冠Iklīl》がある。とくに後者はアラブ史上北アラブに比し文献の少ない南アラブ部族の歴史,系図,地誌,文学を知るうえで欠くことのできない百科全書的著作で,もと全10巻に及ぶ大著であったが,うち4巻のみ残存し,このうちイエメンの城砦を記した第8巻が著名である。…
※「王冠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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