20世紀西洋人名事典 「イブクライン」の解説
イブ クライン
Yves Klein
1928.4.28 - 1962.6.6
フランスの画家。
ニース生まれ。
ヌーボー・レアリスムの代表的画家で、ニースの商船学校、パリの東洋語学校で学ぶ。絵は独学で、柔道家として身を立てながら、モノクローム絵画を試み、発展させた。’52〜53年日本に滞在し、講道館で修行。’58年パリでなにもない「空虚」展を開催、’61年には裸婦モデルに絵の具を塗って画面に人体のプリントをする「人体測定」などで注目を浴び、’同年クレフェルトで初の回顧展を開催。翌年心臓発作のため急逝、34歳の短い生涯は、超越的な感性の追求であった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報