イプソ

化学辞典 第2版 「イプソ」の解説

イプソ
イプソ
ipso

ラテン語でitselfの意.置換ベンゼンにおいて,置換基Rをもつ環炭素の位置をいう.オルトメタ,パラとともに位置をさす用語.たとえば,トルエン硝酸の存在下に無水酢酸アセチル化する際に,イプソニトロトルエンが生成してから4-OAc化されることが判明している.イプソ位での一時的な置換が関与すると考えられる反応が注目されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android