イプソ

化学辞典 第2版 「イプソ」の解説

イプソ
イプソ
ipso

ラテン語でitselfの意.置換ベンゼンにおいて,置換基Rをもつ環炭素の位置をいう.オルトメタ,パラとともに位置をさす用語.たとえば,トルエン硝酸の存在下に無水酢酸アセチル化する際に,イプソニトロトルエンが生成してから4-OAc化されることが判明している.イプソ位での一時的な置換が関与すると考えられる反応が注目されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android