岩石学辞典 「イライト結晶度」の解説 イライト結晶度 イライトの結晶構造の程度の順序で,低度の泥質岩でセリサイト(sericite)の中のイライト(illite)と絹雲母(muscovite)の比率を数値で表したものをイライト結晶度といい,このような岩石の定量的な結晶度を表す値とする[Mason : 1978].イライトはアンキ変成作用(anchimetamorphism)から緑色片岩相の条件になるに従って結晶度が増加する.この変化は温度の規則的な変化を示していると考えられている. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報