イライト結晶度(読み)イライトけっしょうど(その他表記)illite crystallinity

最新 地学事典 「イライト結晶度」の解説

イライトけっしょうど
イライト結晶度

illite crystallinity

イライトの結晶中に存在する膨潤層の割合を評価する相対的な尺度。膨潤層の存在度が減少すると,X線回折ピークの鋭さが増すことを利用して評価する方法には,イライトの(001)回折ピークの半値幅を角度(Δ2θ)で表すKubler index, 1.00nmと1.05nmでの強度の比で表すWeaver index, 石英のピークの半値幅との比で表すWeber indexなどがある。そのほか赤外線分光光度計を用いるFlehmig indexも用いられる。主として温度の上昇とともにイライトの結晶度が増すため,岩石が受けた続成作用や低度の変成作用,および熱水などによる変質作用を評価するうえで有効。

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関連語 大塚

岩石学辞典 「イライト結晶度」の解説

イライト結晶度

イライトの結晶構造の程度の順序で,低度の泥質岩セリサイト(sericite)の中のイライト(illite)と絹雲母(muscovite)の比率数値で表したものをイライト結晶度といい,このような岩石の定量的な結晶度を表す値とする[Mason : 1978].イライトはアンキ変成作用(anchimetamorphism)から緑色片岩相の条件になるに従って結晶度が増加する.この変化は温度の規則的な変化を示していると考えられている.

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