コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

絹雲母 きぬうんもsericite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

絹雲母
きぬうんも
sericite

細かい鱗片状の白雲母 (またはパラゴナイト) の総称。化学組成はほぼ白雲母と等しいが,二酸化ケイ素酸化マグネシウム,水に富み酸化カリウムが少いものを加水雲母イライトなどと呼ぶ。結晶片岩 (絹雲母片岩) ,熱水変質岩などの主成分鉱物。鉱床をなし絹雲母粘土として稼行され,陶石として利用される。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

絹雲母【きぬうんも】

セリサイトとも。絹糸光沢をもつ鱗片状の雲母様鉱物。化学組成や構造は粘土鉱物のイライトとほぼ同じである。熱水変質した岩石や絹雲母片岩など変成岩中にしばしば多量に見られる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

きぬうんも【絹雲母 sericite】

含カリウム粘土鉱物の一種で,白雲母の微細種。化学式K0~1(Al,Si3O10)・2H2O+nH2O。白色,灰色まれに淡緑色を呈することがある。少量のクロム,鉄を含有するため緑色を示すこともある。低温熱水作用により生成するが,熱水性金属鉱床に伴って産出することも多い。粘性の強い粘土状で産出する。絹糸状の光沢を示すことが多く,この名称がつけられた。耐火物混合材,溶接棒のフラックス原料などに利用される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

きぬうんも【絹雲母】

白雲母の一種。微細な鱗片状の鉱物。単斜晶系。絹糸状光沢がある。絹雲母結晶片岩の構成鉱物。また、熱水変質によって生成した粘土として産する。良質のものは陶土として利用。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

絹雲母
きぬうんも
sericite

微細な白雲母(しろうんも)の別名。セリサイトともいう。粘土鉱物として産する場合独特な絹糸光沢があり、こすると指がすべすべしてくる。良質なものは陶石として用いられる。また、低変成度の結晶片岩、いわゆる絹雲母片岩の主要構成鉱物として産する。絹糸光沢をもつため、英名は絹状という意味のギリシア語に由来する。[松原 聰]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の絹雲母の言及

【白雲母】より

…KのかわりにNaの入った雲母はパラゴナイトと呼ばれるが,白雲母と区別しにくい。二次的にできた白雲母や堆積岩中の白雲母で,一般に細かい繊維状結晶の集合物はふつう絹雲母と呼ばれる。電気製品の絶縁材料として用いられた。…

※「絹雲母」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

絹雲母の関連キーワードカリ長石菫青石ホルンフェルス相ソーシュライト化作用ソーシュル石斑糲岩レプトサーマル帯セリサイト化作用変質作用[母岩]ギーセカイト斑岩イライト結晶度メタルギライトパウロポストプロピライト東栄[町]勝光山鉱山条線構造粟代鉱山木節粘土硫砒鉄鉱単斜晶系耐火粘土石墨片岩

今日のキーワード

所信表明演説

政府の長が施政に関する考え方を明らかにするために行う演説。日本の国会では、臨時国会や特別国会の冒頭に内閣総理大臣が衆議院および参議院の本会議場で行い、当面の問題を中心にその国会における内閣の方針を示す...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

絹雲母の関連情報