いりでんべ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「いりでんべ」の意味・わかりやすい解説

いりでんべ

愛知県郷土料理。簡単な料理であるが、大豆の炒(い)り方によって味に微妙な変化がおこる。本来の味は焙烙(ほうろく)で炒るのがいいが、いまはフライパンを代用することもある。焦げないようにするため、よくかき混ぜながら炒り上げる。あらかじめつけ汁を用意し、しょうゆ3、みりん1の割合で混ぜ合わせたものをさっと煮立て、鉢の中に入れておく。この中に炒りたての熱い白大豆を入れ、半日ほどそのままにしておくと、汁を十分に含んで味が中までしみてくる。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む