ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イロイロ州」の意味・わかりやすい解説 イロイロ〔州〕イロイロIloilo フィリピン,ビサヤ諸島西部,パナイ島南東部の州。イロイロ海峡をへだてたギマラス島などを含む。州都イロイロ。北東部は丘陵地,西部は山地であるが,中央部から南東部にかけてハラウド川,ハロ川による肥沃な沖積平野が開け,海岸平野とともに一大農業地帯を形成する。主作物はイネで,広く二期作が行われる。そのほかサトウキビ,タバコ,ココヤシ,バナナ,パイナップルなどがある。イロイロとカピス州のロハスを結ぶ鉄道が南北に縦貫し,海岸沿いに幹線道路が通る。おもな町には精米工場がある。漁業も盛んで,北東部のエスタンシアがその中心地。面積 5324km2。人口 143万 3641 (1980) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by