イロイロ州(読み)イロイロ(その他表記)Iloilo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イロイロ州」の意味・わかりやすい解説

イロイロ〔州〕
イロイロ
Iloilo

フィリピン,ビサヤ諸島西部,パナイ島南東部の州。イロイロ海峡をへだてたギマラス島などを含む。州都イロイロ。北東部は丘陵地,西部は山地であるが,中央部から南東部にかけてハラウド川,ハロ川による肥沃沖積平野開け,海岸平野とともに一大農業地帯を形成する。主作物はイネで,広く二期作が行われる。そのほかサトウキビ,タバコ,ココヤシ,バナナ,パイナップルなどがある。イロイロとカピス州ロハスを結ぶ鉄道が南北に縦貫し,海岸沿いに幹線道路が通る。おもな町には精米工場がある。漁業も盛んで,北東部のエスタンシアがその中心地。面積 5324km2。人口 143万 3641 (1980) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む