20世紀西洋人名事典 「イワンブーニン」の解説
イワン ブーニン
Ivan Alekseevich Bunin
1870.10.22 - 1953.11.8
ソ連の小説家,詩人。
ボロネジ生まれ。
20世紀ロシアの最良の散文作家の一人。様々な職業を経験し、1887年詩人ナドソンの追悼詩「ナドソンの墓前で」でデビュー。チェーホフ、ゴーリキーらの強い影響のもとに散文の道を進む。1903年詩集「落葉」でプーシキン賞受賞。その後社会的主義な主題から遠ざかり、死や人生の無意味を主題とした短編「サンフランシスコから来た紳士」(’15年)等を発表。’20年ロシア革命の際パリに亡命し、「ミーチャの恋」(’25年)、自伝的小説「アルセーニエフの生涯」(’30年)等を発表。’33年ロシア人で最初のノーベル文学賞を受賞。’09年ソ連邦科学アカデミー名誉会員となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報