普及版 字通 の解説

12画
[字訓] おうし・なく
[説文解字]

[字形] 形声
声符は
(音)(いん)。
は声が中にこもる意。〔説文〕二上に「宋・齊にて、兒の泣きて止まざるを謂ひて、
と曰ふ」とあり、子が泣きじゃくり、ことばが出ないことをいう。[訓義]
1. おうし、くちつむぐ、ことばの障害。
2. なく、さけぶ。
3.
と通用する。[古辞書の訓]
〔新
字鏡〕
(さけ)ぶ、
(な)く、大呼す、於不志(おふし) 〔名義抄〕
オフシ 〔字鏡集〕
ヲフシ・ニヨブ・サケブ・ナク・マミレテナク・キハメテナク[声系]
・
・
i
mは同声。
は〔説文〕七下に「言ふこと能はざるなり」とあり、その病をいう。
字条参照。[熟語]

▶・
▶・
畏▶・
▶・
咽▶・
噎▶・
嗚▶・
嗟▶・
▶・
付▶・
黙▶・
薬▶・
▶[下接語]
口
・坐
・陽
・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

