インスティチュート

大学事典 「インスティチュート」の解説

インスティチュート

一般に大学あるいは大学院レベルの教育機関の名称に使われている。ウィスコンシン大学の酵素研究所(Institute for Enzyme Research)アメリカ国立がん研究所(National Cancer Institute)などのように,大学の研究所や政府が設立した大規模研究施設などの名称にも用いられる。民間企業の研究所にはInstituteは使われない。アメリカ合衆国ではMIT(Massachusetts Institute of Technology)レンセラー工科大学(Lansselaer Polytechnic Institute)などがそうであるが,産業発展背景に理工系に特化した形で出発した大学は校名にInstituteを用いている機関が多い。スイス連邦工科大学(Swiss Federal Institute of Technology)も英語名ではInstituteを用いる。ドイツでは大学の研究組織名にInstitut(ドイツ語)が使われ,たとえば有機化学の研究組織はInstitut für Organiche Chemie(英語名:Institute of Organic Chemistry)である。これは,学科と訳しているアメリカの大学のdepartmentとはやや異なるが,日本の大学の学科的な組織である。
著者: 赤羽良一

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む