インディペンデンスホール(読み)インディペンデンスホール(その他表記)Independence Hall

世界の観光地名がわかる事典 の解説

インディペンデンスホール【インディペンデンスホール】
Independence Hall

アメリカのペンシルバニア州フィラデルフィアにある、同国独立の象徴ともいえる歴史的な建物。ペンシルベニア植民地の議事堂として、1732~1741年に建築され、ワシントンを大陸軍総司令官に指名する会議の開催(1775年)、独立宣言(1776年)と連盟規約(1778年)への署名連邦憲法採択(1787年)の舞台となった。設計議会議長を務めた、法律家でアマチュアの建築家アンドリュー・ハミルトンによるもので、現在は博物館として利用されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のインディペンデンスホールの言及

【自由の鐘】より

…アメリカの独立を記念する鐘。フィラデルフィアのペンシルベニア植民地議事堂(現在ではインディペンデンス・ホールと呼ばれている)において,1776年7月8日独立宣言が民衆に朗読され公表された際,それを祝して打ち鳴らされた。1839年奴隷解放論者たちによって〈自由の鐘〉と呼ばれるようになった。…

【フィラデルフィア】より

…クエーカー教徒を中心にして開拓され,植民地時代には人口約3万人を擁してロンドンに次ぐ大英帝国第2の都市であった。独立革命期には文字どおりアメリカの中心地として華々しい歴史をもち,独立宣言が採択され連邦憲法案が起草されたインディペンデンス・ホールIndependence Hallがある。第1回大陸会議が開催され,第1回連邦議会が召集されたのもこの地である。…

※「インディペンデンスホール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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