インドネシア国民協議会(読み)インドネシアこくみんきょうぎかい(その他表記)Madjelis Permusjawaratan Rakjat; MPR

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インドネシア国民協議会」の意味・わかりやすい解説

インドネシア国民協議会
インドネシアこくみんきょうぎかい
Madjelis Permusjawaratan Rakjat; MPR

5年に1回開催されるインドネシアの最高権力機関。憲法制定,国策大綱の決定,正副大統領選出権限をもつ。 1960年9月,スカルノの任命した議員によって暫定的に成立し,当時は暫定国民協議会 MPRSと称した。スカルノ時代には有名無実化したが,九・三〇事件後は軍と並んでスハルト体制の根幹としての権威を回復し,スカルノ解任,スハルトの大統領昇格をはじめ,新秩序体制の進路決定に重要な役割を果した。定数 1000人のうち半数を国会議員 (うち 400人は選出,100人は大統領がゴルカルから任命) が占め,半数は地域代表,ゴルカル,総選挙結果による比例配分に割当てられている。 93年3月同協議会は一部の政府批判を抑えてスハルトを無投票で大統領に6選した。

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