イーストコースト・ジャズ(その他表記)East Coast jazz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

イーストコースト・ジャズ
East Coast jazz

1950年代にアメリカ東海岸で盛んになった,黒人中心ジャズウェストコースト・ジャズに対抗してこう名づけられた。アドリブ (→アド・リビトゥム ) を中心とし,熱っぽい演奏であることが多い。

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世界大百科事典(旧版)内のイーストコースト・ジャズの言及

【ジャズ】より

…一時的にもウェスト・コーストの白人に主導権を奪われた黒人たちは,ジャズのバックボーンをなす黒人ブルースや,黒人教会の中でのみ歌われ演奏されるゴスペル・ソングをジャズに盛りこみ,再びジャズ界の主流となった。一聴して黒人臭を感じさせるジャズには,黒人の体臭を意味する〈ファンキーfunky〉という形容詞がつけられ,ニューヨークを中心とするこれら黒人ジャズ・メンやその演奏はまた,ウェスト・コーストに対比して〈イースト・コースト・ジャズEast Coast jazz〉とも呼ばれた。こうしたハード・バップ時代(1956‐61ころ)は,モダン・ジャズが成熟期に達した時代である。…

※「イーストコースト・ジャズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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