アドリビトゥム(その他表記)ad libitum

翻訳|ad libitum

デジタル大辞泉 「アドリビトゥム」の意味・読み・例文・類語

アド‐リビトゥム(〈ラテン〉ad libitum)

随意に、の意》音楽発想標語の一。速度選択声部楽器加除を演奏者の自由に任せること。略号ad lib.

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精選版 日本国語大辞典 「アドリビトゥム」の意味・読み・例文・類語

アド‐リビトゥム

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] ad libitum 「自由に」「随意に」の意 ) 音楽用語
  2. 演奏速度や発想を演奏者の意志に任せること。〔外来語辞典(1914)〕
  3. 指示した声部や楽器のパートを加えても、はずしてもかまわないこと。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アドリビトゥム」の意味・わかりやすい解説

アド・リビトゥム
ad libitum

音楽・演劇用語。「随意に」の意。略してアド・リブ。 (1) 音楽では演奏者の自由にまかせるという標示ヘンデルのオルガン協奏曲にみられるように,曲の一部分がこの表示のもとに演奏者の自由な即興演奏にゆだねられることもあるが,一般には (a) 発想や速度の選択,(b) ある声部や楽器のパートを加えたり省いたりすることなどを意味する。また特にモダン・ジャズソロの重要な要素である。 (2) 演劇でテキストなしに即興的なせりふを入れること。

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