20世紀西洋人名事典 「イーディスウォートン」の解説
イーディス ウォートン
Edith Wharton
1862 - 1937
米国の作家。
ニューヨーク生まれ。
旧名イーディス・ニューボールド ジョーンズ。
名門の家に生まれ、ヨーロッパ風の教育を受け小さい頃より創作をしたといわれる。結婚後、ニューヨークの社交界で暮らし、1907年以降パリに住み、国際人として暮らした。’13年に離婚。ニューヨークの上流社会を題材とする作品を次々に発表し、第一作「歓楽の家」(’05年)は社交界で成功しようとした女性の破滅を描き、「汚れなき時代」(’20年)で女性として初のピューリッツァ賞を受賞した。他に自伝「ふりかえって」(’34年)などがあり、’24年にはアメリカより小説上の功績に対して金メダルを授与され、晩年にはアメリカン・アカデミー会員にもなった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報