ウィットロカイト

最新 地学事典 「ウィットロカイト」の解説

ウィットロカイト

whitlockite

りん酸塩鉱物の一種。ホィットロカイトとも。従来,tricalcium phosphate,Ca3(PO42,TCP, β-TCP,第3リン酸カルシウム,Mg-whitlockite,Ca18Mg2H2(PO414などとされてきた鉱物であった。特に,β-TCPとwhitlockiteは以前まったく同義で使われていた。とMg2+を含むものをwhitlockite(狭義),純粋にMg2+だけを含むものをMg-whitlockiteとする。β-TCPは生体では認められないが,Mg-whitlockiteは生体鉱物。六方晶系,空間群R3c,格子定数a1.0350nm, c3.7085。菱形六面体結晶,まれに平板状,大型粒状。無色,白,灰色,黄色から桃色。透明〜半透明。劈開不明瞭,もろい。硬度5,比重3.12。屈折率 ω1.629,ε1.626。一軸性負。花崗岩ペグマタイト中の二次鉱物,島嶼とうしよ洞窟の堆積物,月の石,隕石からも随伴鉱物として産する。生鉱物では病的石灰化部に存在。歯の,う蝕結晶,歯石,唾石の構成鉱物。軟骨,動脈,肺の異所性石灰化部,尿路結石に存在。ギンザメの歯板プレロミン,環形動物の石灰化小体に認められる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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