ウィリアムトレバー(その他表記)William Trevor

現代外国人名録2016 「ウィリアムトレバー」の解説

ウィリアム トレバー
William Trevor

職業・肩書
作家,劇作家

国籍
アイルランド

生年月日
1928年5月24日

出生地
コーク州ミッチェルスタウン

本名
コックス,ウィリアム・トレバー〈Cox,Wlliam Trevor〉

学歴
ダブリン大学トリニティカレッジ〔1950年〕卒

勲章褒章
KBE勲章〔2002年〕

受賞
ホーソーンデン賞〔1965年〕「The Old Boys」,ロイヤル・ソサエティ・オブ・リタラチャー賞〔1978年〕「リッツホテルの天使達」,ウィットブレッド賞〔1978年〕「ディンマスの子供たち」,ウィットブレッド賞〔1983年〕「Fools of Fourtune」,ヨークシャー・ポスト・ブック・オブ・ザ・イヤー賞〔1988年〕「庭の静寂」,PEN賞(短編部門)〔2001年〕,国際ノニーノ賞〔2008年〕

経歴
アイルランドのプロテスタントの家庭に生まれる。北アイルランドを経て、イングランド移住。1951〜53年を歴史の教師、’53〜55年を美術教師として勤め、他に教会彫刻師、コピーライターなどの職業についた。’58年に小説「A Standard of Behavior」を書いたが、広告代理店で仕事をしていた30代の終り頃から本格的に作家としての活動を開始。長編小説短編小説戯曲などを手がけ、コピーライターとして働いた経験からか言葉の使い方が巧みで、会話のうまさには定評がある。特に短編小説の評価が高い。また、テレビドラマ化、映画化された作品もある。主な作品に長編「The Old Boys(同窓)」(’64年)、「ディンマスの子供たち」(’76年)、「Fools of Fortune」(’83年)、「庭の静寂」(’88年)、「フェリシアの旅」(’94年)、「アフター・レイン」(’96年)、短編集「ロマンスダンスホール」(’72年)、「リッツホテルの天使達」(’75年)、「アイルランド・ストーリーズ」(’95年)、「密会」(2004年)、「聖母贈り物」(2007年)など。「The Oxford Book of Irish Short Stories」(1989年)の編者でもある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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