静寂(読み)セイジャク

デジタル大辞泉 「静寂」の意味・読み・例文・類語

せい‐じゃく【静寂】

[名・形動]静かでひっそりしていること。また、そのさま。「夜の静寂を破る轟音」「静寂境内
[派生]せいじゃくさ[名]
[類語]静か物静か閑静静粛沈静清閑しじまひそやかしめやか静閑閑散閑寂森閑深深しんしん森森しんしん沈沈ちんちんせき・じゃく寂然せきぜん・じゃくねん寂寂せきせき・じゃくじゃくげき闃然げきぜん粛然

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精選版 日本国語大辞典 「静寂」の意味・読み・例文・類語

せい‐じゃく【静寂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ ) 静かでさびしいこと。また、そのさま。じょうじゃく。せいせき。
    1. [初出の実例]「清先生性楽静寂節介寡欲、老且善病。形骸柴立、因屡謝客」(出典随筆・孔雀楼筆記(1768)序)
    2. 「四辺静寂として人馬声なく」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    3. [その他の文献]〔謝霊運‐会吟行〕

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普及版 字通 「静寂」の読み・字形・画数・意味

【静寂】せいせき・せいじやく

静かで寂しい。晋・何劭〔雑詩〕靜寂、愴然としてき 惆悵(ちうちやう)、出してる 仰いで垣上の 俯して階下の露を察(み)る

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