20世紀西洋人名事典 「ウィリアムベートソン」の解説
ウィリアム ベートソン
William Bateson
1861.8.8 - 1926.2.8
英国の遺伝学者。
ケンブリッジ大学初代遺伝学教授,元・ジョン・イニス園芸研究所所長。
ヨークシャー州ホイットビー生まれ。
ケンブリッジ大学のセント・ジョンズ・カレッジで自然科学を学び、卒業後、アメリカに渡り、発生学を研究する。1895年ケンブリッジ大学に新設された遺伝学講座の初代教授となるが、2年後弟子のパネットにその地位を譲り、新設のジョン・イニス園芸研究所所長となる。メンデルの法則の立証や在不在説、伴性遺伝の理論的解釈、相引および相反現象の発見など業績は多岐にわたり、遺伝学の基礎を築く。遺伝学という用語の造語者でもある。著書に「変異の研究」(1894年)、「メンデル遺伝学の原理」(1908年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報