現代外国人名録2016 「ウィリアムモーナー」の解説
ウィリアム モーナー
William Esco Moerner
- 職業・肩書
- 物理化学者 スタンフォード大学教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1953年6月24日
- 出生地
- カリフォルニア州プレサントン
- 学歴
- ワシントン大学セントルイス校〔1975年〕卒,コーネル大学
- 学位
- 博士号(コーネル大学)〔1982年〕
- 受賞
- ノーベル化学賞〔2014年〕,ウルフ化学賞〔2008年〕,ピーター・デバイ賞〔2013年〕
- 経歴
- 1981年IBMアルマデンリサーチセンター研究員、’89年プロジェクトリーダーなどを経て、’98年スタンフォード大学教授、2011〜2014年化学科長。光学顕微鏡では、光の性質上1万分の2ミリより小さなものを見ることができないため、細胞内のたんぱく質などの分子を観察することは難しいとされてきた。そのため、レーザー光を個々の分子に当てて光らせる技術を用いて、動きや働きを調べる“1分子顕微鏡”を開発。従来の光学顕微鏡の限界を超える顕微鏡の開発により、神経細胞などの中の分子を生きたまま観察、パーキンソン病やアルツハイマー病などのしくみの研究に貢献した。2014年超高解像度の蛍光顕微鏡の開発により、シュテファン・ヘル独マックス・プランク生物物理化学研究所所長、エリック・ベツィグ米ハワード・ヒューズ医学研究所グループ長とともにノーベル化学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報