20世紀西洋人名事典 「ウィンスローホーマー」の解説
ウィンスロー ホーマー
Winslow Homer
1836.2.24 - 1910.9.29
米国の画家。
ボストン生まれ。
「ハーパース・ウィークリー」誌の挿絵画家として活躍。その間ニューヨークのナショナル・アカデミー・オヴ・デザインに学ぶ。南北戦争の頃から油彩に移り、1870年代は明るい色彩と写実的手法で日常の人々を描く。同時に水彩に移り、1881年頃から、テーマを海と人間との関わりに絞って、次第に暗い画風となる。1883年メーン州プラウツ・ネックに住み、孤独の中で荒れる海を描き続けた。自然主義的な写実に徹底した画家で、代表作に「狩人と犬」(1891年、フィラデルフィア美術館蔵)、「メキシコ湾流」(1899年、メトロポリタン美術館蔵)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報