デジタル大辞泉 「ウィンズケール」の意味・読み・例文・類語 ウィンズケール(Windscale) 英国のセラフィールドにある原子力施設の名称。1947年に核兵器用プルトニウム生産施設として設置され、原子炉・再処理工場などが建設された。その後、プルトニウム生産炉を発電用に改良する研究が進められ、1956年にコールダーホール原子力発電所が併設された。→コールダーホール型原子炉[補説]ウィンズケール再処理工場は1952年の運転操業開始以降、1970年代をピークとして、放射性物質を含む大量の廃液や気体を環境に放出し続けた。1957年には、INESのレベル5に相当する原子炉事故を起こし、原子炉2基が運転を停止。残る1基は1981年まで操業した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例