再処理工場(読み)サイショリコウジョウ

デジタル大辞泉 「再処理工場」の意味・読み・例文・類語

さいしょり‐こうじょう〔‐コウヂヤウ〕【再処理工場】

各地原子力発電所から使用済みの核燃料を集め、ウランプルトニウムを取り出す工場。核燃料から抽出されたウランとプルトニウムはMOX燃料として再利用される。残りの物質放射性廃棄物として貯蔵・処分される。再処理施設使用済み核燃料再処理工場。

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共同通信ニュース用語解説 「再処理工場」の解説

再処理工場

原発の使用済み核燃料を化学処理して再利用できるプルトニウムやウランを取り出す施設。第2再処理工場は、青森県六ケ所村で建設中の再処理工場の後継施設として、同工場の処理量を上回る使用済み燃料や、処理できない使用済みプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を扱う構想。総事業費は試算で11兆7千億円とされるが、建設場所や事業主体、工程などの具体的な計画はない。国の原子力委員会が2005年に策定した原子力政策大綱では「10年ごろから検討を開始する」とされていたが、手つかずのままだ。

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