20世紀西洋人名事典 「ウェンデルウィルキー」の解説
ウェンデル ウィルキー
Wendell Lewis Willkie
1892 - 1944
米国の政治家。
1938年にニューディールに反対して共和党に移籍し、’40年にルーズベルトの対抗馬として大統領選に出馬したが落選した。その後ルーズベルト大統領の戦中外交を支持し、イギリスやソ連、中国などへ赴いて指導者たちと会い、ルーズベルトへのメッセージを持ち帰った。そのために党内の支持を失い政界から退いた。彼が追求したのは自由国家の連合、連邦制による戦後世界で、このような見解をまとめた「一つの世界」(’43年)はベストセラーになった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報