20世紀日本人名事典 「ウォーナーラングドン」の解説
ウォーナー ラングドン
Warner Langdon
07の東洋美術学者 ハーバード大学附属フォッグ美術館東洋美術部主事。
- 国籍
- アメリカ
- 生年
- 1881年8月1日
- 没年
- 1955年6月9日
- 出生地
- マサチューセッツ州ケンブリッジ
- 学歴〔年〕
- ハーバード大学〔’03年〕卒
- 学位〔年〕
- 法学博士(カリフォルニア大学)〔’39年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 勲二等瑞宝章〔’55年〕
- 経歴
- 1906年ボストン美術館に入り、同年来日して岡倉天心に師事。’09年再来日し、茨城県五浦の日本美術院で日本美術を研究、横山大観、下村観山らと親交を結ぶ。同館東洋部副部長(〜’13年)の後、’15年クリーブランド博物館調査員、’17〜23年フィラデルフィア市博物館館長。’23〜50年ハーバード大附属フォッグ美術館の東洋美術部主事。この間、しばしば中国や日本を訪れた。第二次大戦中は〈戦争地域美術及び記念物擁護委員会〉にあって京都・奈良の爆撃阻止のために尽力。戦後も日本占領軍最高幹部の一員として3度来日し、日本文化の保存等に助言を与えた。著書に「Japanese Sculpture of the Suiko period」「The Enduring art of Japan」(’50年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報