日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウキミクリ」の意味・わかりやすい解説 ウキミクリうきみくり / 浮実栗[学] Sparganium gramineum Georgi ミクリ科(APG分類:ガマ科)の多年草。茎は柔らかく長さ30~40センチメートル、葉はリボン状で幅2~2.5ミリメートル、長さ40~50センチメートルに及び、花序は10~15センチメートル、いずれも水に浮かぶ。花は水媒。花期は7~8月。浅い池沼や川に生え、ユーラシアの寒帯に広く分布するが、日本では本州中部の高山と北海道の山地に知られるにすぎない。[清水建美 2019年6月18日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のウキミクリの言及 【ミクリ(実栗)】より …柱頭は短く,糸状とはならない。ウキミクリS.gramineum Georgiは高山の池に生え,茎も葉もやわらかく,水面に浮かぶ。【山下 貴司】。… ※「ウキミクリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by