ウディハーマン(読み)うでぃはーまん

20世紀西洋人名事典 「ウディハーマン」の解説

ウディ ハーマン
Woody Herman


1913.5.16 - 1987.10.29
米国のジャズ・バンド指揮者,クラリネット奏者,アルト・サックス奏者。
ウイスコンシン州ミルウォーキー生まれ。
本名Woodrow Charles Herman。
1934年アイシャム・ジョーンズ楽団に参加。’36年同楽団を引継ぎ、主要メンバーを集め自己の楽団を結成ブルースを演奏するバンドとして高い人気を得た。’46年3月カーネギー・ホールでストラビンスキー作曲の「エボニー・コンチェルト」を初演。’40年代後半にはビ・バップ手法を導入し、モダン・ビッグ・バンドを組織して脚光をあびた。’54年、初の欧州楽旅を行う。後、モンタレ・ジャズ祭等多くのジャズ祭に参加。代表作「サンダリング・ハード」「ザ・グレート・ビッグ・バンド」等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のウディハーマンの言及

【ジャズ】より

…〈モダン・ジャズmodern jazz〉という言葉で呼ばれるようになったのもこのころであった。一方,東のウディ・ハーマンWoodrow(Woody) C.Herman(1913‐87),西のスタン・ケントンStanley(Stan) N.Kenton(1912‐79)といった白人リーダーは,ともにビッグ・バンドにバップの要素をとりいれて演奏し,若い有能な白人プレーヤーを育成して人気を得た。50年6月,朝鮮戦争の勃発とともにその兵站(へいたん)基地となったロサンゼルスは好況にわいた。…

※「ウディハーマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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