最新 地学事典 「ウドカン銅鉱床」の解説
ウドカンどうこうしょう
ウドカン銅鉱床
Udokan copper deposit
ロシア,チタ州にある堆積岩胚胎銅鉱床。シベリア地塊を覆う22~20.6億年前のウドカン累層群上部の沿岸デルタ~ラグーン相のサクカン層に胚胎。約19億年前の鉱化年代は緑色片岩変成・変形時期と一致。鉱層(層厚~270m)は炭酸塩岩と互層する有機物に富む砂岩。上・下層と整合的に向斜構造を取り巻いて25km側方へ連続。鉱石鉱物は,下盤側からシデライト─黄銅鉱,黄銅鉱─斑銅鉱,斑銅鉱─輝銅鉱の共生変化がある。微量の銀を伴う。地表から300mまで酸化帯が発達し15%は酸化鉱。1949年発見。ウドカン鉱山(鉱量2,754Mt, Cu 0.97%,Ag 11.9 ɡ/t)は2020年採掘開始。その他周辺には7つの鉱床が存在。
執筆者:鹿園 直建・渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

