現代外国人名録2016 「ウラジーミルマラーホフ」の解説
ウラジーミル マラーホフ
Vladimir Malakhov
- 職業・肩書
- バレエダンサー,振付師 元ベルリン国立バレエ団芸術監督・プリンシパル,元ウィーン国立歌劇場バレエ団プリンシパル
- 生年月日
- 1968年1月7日
- 出生地
- ソ連ウクライナ共和国クリヴォイログ(ウクライナ)
- 学歴
- ボリショイ・バレエ学校〔1986年〕
- 受賞
- セルジュ・リファール記念賞(第1回)〔1989年〕,ニジンスキー賞〔2002年〕,ヴァルナ国際バレエコンクールジュニア部門グランプリ〔1986年〕,全ソ連邦バレエコンクール・シニア部門第1位〔1988年〕,モスクワ国際バレエコンクール・パドドゥ部門第1位金賞〔1989年〕
- 経歴
- 5歳頃からバレエを始め、ボリショイ・バレエアカデミーで8年間ピョートル・ペーストフの指導を受ける。1986年ヴァルナ国際バレエコンクールでジュニア部門グランプリに輝き、同年秋モスクワ国立バレエ団(現・モスクワ・クラシック・バレエ団)に入団、最年少ソリストとなる。直後から次々と主要な役を得、看板スターとして活躍。コンクールなどの受賞も続き、’89年頃から活動の場をヨーロッパに移し、ドイツのシュトゥットガルト・バレエ、’92年ウィーン国立歌劇場バレエ、’94年ナショナル・バレエ・カナダ、’95年アメリカン・バレエ・シアター(ABT)などでプリンシパルとなり、のちウィーンを中心に世界中の舞台で活躍。繊細な美しさを具えた男性舞踊手として当代随一といわれる。代表作に「ナルシス」「薔薇の精」「マノン」「ジゼル」「ヴォヤージュ」「火の鳥」「ニーベルングの指環」「チャイコフスキー」(エイマン振付)などがある。’99年「ラ・バヤデール」で振付師としてデビュー。2001年「仮面舞踏会」を手がける。2002年秋、ベルリン国立歌劇場バレエ団芸術監督に就任。12月マラーホフ版「ラ・バヤデール」を初演、絶讃を博す。2004年9月ベルリンの三つのオペラハウスの統合再編に伴って新しく作られた大規模なベルリン国立バレエ団の芸術監督に就任。2014年8月〜2015年春東京バレエ団アーティスティック・アドバイザー。他の振付作品に「眠れる森の美女」「シンデレラ」など。1985年初来日、以後度々来日。世界ダンスフェスティバルには2015年8回目の登場。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報