…小穂は長さ5mmくらいで対をなし,片方は無柄,他方は有柄で,苞穎(ほうえい)に黄褐色の長毛を密生し,小花の濃黄褐色の芒(のぎ)が顕著で,総全体が黄褐色の毛に包まれる。中国のように本種が多産する地域ではウンヌケモドキとともに製紙用に利用できる。アジアの暖帯の特産で,北インドから中国の中南部に多く,日本では東海地方に知られている。…
※「ウンヌケモドキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...