20世紀西洋人名事典 の解説
エイナル ベネディクトソン
Einar Benediktsson
1864 - 1940
アイスランドの詩人。
詩才のある母の影響を受けて早くから詩作活動を行う。コペンハーゲンで法律を学ぶ傍ら、イプセンなどの「ペール・ギュント」の翻訳を手がける。帰国後、弁護士、郡保安官を務め、祖国の独立運動に尽力。彼の詩は完璧な形式、高貴な内容などから「アイスランドのブラウニング」と呼ばれ、若い詩人に多大な影響を与えた。主な作品に詩集「物語と詩」(1897年)、「海のかがやき」(1906年)、「波」(’13年)、「海」(’21年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報