デジタル大辞泉 「エウパトリヤ」の意味・読み・例文・類語 エウパトリヤ(Yevpatoriya/Євпаторія) ウクライナ南部、クリミア自治共和国の港湾都市。クリミア半島西岸に位置する。鉱泉・泥炭浴施設があるほか、海岸保養地として知られる。オスマン帝国時代のイスラム寺院が残っている。ロシア語名エフパトリヤ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「エウパトリヤ」の意味・わかりやすい解説 エウパトリヤえうぱとりやЕвпаторiя/Yevpatoriya ウクライナ南部、クリミア地方の都市。ロシア語ではエフパトリヤ。人口10万6000(2001)。クリミア半島の西岸にある港町で、オデーサ、ヤルタへ船便があり、シンフェロポリ方面とは鉄道で結ばれる。晴天が多く(年降水量370ミリメートル)、美しい砂浜が続き、保養地としても知られる。含食塩鉱泉(飲用、浴用)、泥炭浴施設、旅行者センター、保養所などがあり、またぶどう酒醸造、水産加工工場もある。市の起源は16世紀ごろに建築されたトルコの要塞(ようさい)で、1784年にロシア領となった。[渡辺一夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例