エストラーダ主義(読み)エストラーダしゅぎ(英語表記)Estrada doctrine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エストラーダ主義」の意味・わかりやすい解説

エストラーダ主義
エストラーダしゅぎ
Estrada doctrine

メキシコ外相 D. G.エストラーダによって提唱された政府承認に関する原則ラテンアメリカでは革命により頻繁に政府が交代したため,20世紀になって立憲的正統性政府承認要件とする動きが広がった。これに対してエストラーダは 1930年に,それは外国への内政干渉であると反論し,いかなる方法で新政府が成立してもそれが領域の実効的支配を確立していれば,諸外国は承認問題を留保して外交使節の交換を維持すべきであると主張した。 (→トバール主義 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android