内政干渉(読み)ないせいかんしょう

百科事典マイペディアの解説

内政干渉【ないせいかんしょう】

ある国家が他国の行動に強制的に介入して,ある事態維持または変更しようとする行為。軍事力行使通商制限・禁止,外交関係の断絶ゲリラへの援助など干渉形態はさまざまである。他国の国内問題に対する干渉は国家の独立権を侵害する行為として国際法上禁止されている。また国際機構がその加盟国に対し,規約に従ってある行為の実行勧告・要求する行為をもいう。さらに国家間の紛争,あるいはそれが国際司法裁判所(あるいは国際仲裁裁判所)に付託された際に,当事者以外の国家が問題解決のため参加する行為をもいう。

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四字熟語を知る辞典の解説

内政干渉

他国の政治・外交に口出しして、その主権を束縛・侵害すること。

[活用] ―する。

[使用例] その頃からちょうど、白人の内政干渉が烈しくなって来た[中島敦*光と風と夢|1942]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ないせい‐かんしょう ‥カンセフ【内政干渉】

〘名〙 他国の政治・外交に口出しして、その主権を束縛・侵害すること。

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世界大百科事典 第2版の解説

ないせいかんしょう【内政干渉 intervention on internal matters】

ある国の国内管轄事項に対し,他国が権限を侵犯して強制的に介入すること。干渉の形態はさまざまだが,一般に,軍事力の行使や軍事力による威嚇,通商・金融の制限や禁止,外交関係の断絶,賄賂などによる政治的工作,ゲリラへの援助,政府転覆などは内政干渉になるとされる。他方,単純な説得や勧告は内政干渉とはならない。そもそも,いかなる独立国も自己の主権保持をめざす以上,他国の内政,外交に干渉すべきではないのであって,国家は他国の管轄事項に対して広く〈不干渉の義務〉を有するとされる。

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