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正統性 せいとうせい legitimacy; Legitimität

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

正統性
せいとうせい
legitimacy; Legitimität

(1) ある政治権力の支配が倫理的に正しいとされる根拠。 (2) 権力をもつ君主の由来の正しさ。 (3) ある権力者の支配が被支配者から承認される根拠ないしは服従動機。政治学においては,歴史的概念としてたとえばウィーン会議フランス革命前の支配者を正統とした事例を正統主義原則という用語で記述することもあるが,主として (3) の意味で用いられる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

正統性
せいとうせい
legitimacy

ある社会における政治体制、政治権力、伝統などを正しいとする一般的観念で、正当性とも書く。これによって自発的服従が調達され、政治権力は権威化されて安定した支配が確立される。M・ウェーバーは正統性の根拠を伝統、カリスマ、合法の三つにタイプ化した。これらはそれぞれ独立的に存在するものではなく、いかなる社会においてもなんらかの方法で混合した正統性をもっている。アメリカの政治学者C・メリアムは、人民に正統性を植え付ける方法としてクレデンダミランダを考え出した。前者は理性に訴えて服従を動機づけるもので、信条体系やイデオロギーなどである。たとえば、自由という価値を強調し、それを実現する社会であることを示して正統性を確保する。一方、後者は情緒に訴える歌、旗、記念碑、建物などである。威厳をもった建物によって議会が権威づけられたり、国歌や国旗で帰属社会への一体感がかき立てられたりする。[大谷博愛]

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